• ひとのせいにするのはやめよう~ネット音楽配信売り上げ ピーク時の6割

    by  • 2013/02/28 • Uncategorized • 0 Comments

    インターネットや携帯電話を通じた音楽配信の去年1年間の売り上げは540億円余りで、ピークだった4年前のおよそ60%にとどまりました。
    業界団体は「海賊版を無料で配信する違法なサイトの利用者が後を絶たないため」と分析しています。 NHK News WEB 2月23日 4時15分

    実は僕は、2、3年前に音楽業界で働いていたことがあるが、記事でも平成21年がピークとあるとおり、その当時でさえ、有料音楽配信の売上は頭打ちになっていた。
    当時の日本の配信市場は海外とは違って、ガラケーの着うた、着うたフル、メロディーコールが売上の中心で、もともと着うたがほとんどだったのが、着うたフルにシフトし始めていたという状況だった。
    当時はAndroidスマホが出始めの頃で、iPhoneもそんなに普及していなかったが、現在はスマホが非常に普及しているので、携帯に特化した着うたの売上が下がるのは当然のことだ。
    違法ダウンロードをよしとするつもりはないが、こういういい加減な分析をするから、本当に打つべき対策が打てないんじゃないかと思う。
    音楽そのものとしては変わらなくても、聞ければいいやという人もいれば、電子データである音楽配信の曲よりも、ジャケットや歌詞カードなど形として残るものがあるリアルのCDの方がいいという人もいる。有料音楽配信が始まった当初は、手軽で価格的にもCDよりは安価な有料音楽配信が主流になるだろうと考えられていたのだけど、そうはならなかった。
    レジャーが多様化している一方で景気は必ずしもよくないから、個人が音楽にかけられるコストは下がっている。さらに、人口の比率としても一番の購買層であると思われる10代後半から30代くらいの人口がどんどん減ってきている。
    AKB48がミリオンセラーを連発しているので、表面上は音楽CDの売上、生産枚数が横ばいか、若干増えているから問題が見えにくくなっているけれども、音楽CDも売れなくなっているし、2、30年前にはたくさんあったテレビの歌番組がどんどんなくなっていて、視聴率もとれないということから考えると、違法ダウンロードは音楽業界に対して影響なしとはいわないけれども、甚大な被害をもたらしているわけではないだろう。
    最近テレビでもよく見かけるゴールデンボンバーは、ライブとニコニコ動画をうまく使って、今ではCDが売れるようになっている。
    取り締まりをきつくすれば、売れるようになるというのは間違いだ。CCCD(コピーコントロールCD)は売れないし、DRM(デジタル著作権管理)も結局それを破ろうとする人が現れてイタチごっこになるだけだ。
    amazonはMP3ファイルのダウンロード販売についてはDRMをかけていない。DRMで利用者に手間をかけさせるより、DRMフリーのほうが売れると判断したのだと思う。
    「○○のせいで売れないんだ」と言ってみたところで売れるようにはならない。
    もっと前向きに、売るためにできることを考えようよ。

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