• 犯人は早く見つけてほしかったのかもしれない

    by  • 2013/02/10 • Uncategorized • 0 Comments

    http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG10006_Q3A210C1000000/

    パソコン遠隔操作事件で犯人が逮捕された。犯人の男が年明けに報道機関等に送ったメールに江ノ島の猫の首輪にSDカードをつけたことがわかる写真が掲載されており、防犯カメラの映像解析などから、猫に近づく不審な男の姿が防犯カメラに映っていた映像などをもとに、犯人が特定されたようだ。
    この事件では、複数の男性が冤罪で起訴されるなど警察の捜査体制にいろいろと問題が指摘されているが、他人のパソコンを遠隔操作するような人間が、結局その方面では足がつかずにソーシャルな部分から証拠があがって逮捕されたというのが興味深い。適当なところでやめておけば、あるいは、あくまでメールを使う犯行声明だけにとどめておけば、捕まらなかったとまではいわなくても、逮捕は大幅に遅れただろう。
    何度も報道機関に犯行声明のようなものを送りつけたり、猫の首輪にSDカードを付けて離したり、といった犯人の行動からは、自分を見つけてほしい、捕まえて欲しいという願望があったように思える。犯人の目的が、単に社会に混乱を起こすということであれば、初期の遠隔操作で目的は達せられているはずだが、その後は犯人の特定に繋がるような情報を送りつけているだけだ。犯人の男のことを知るわけでもないから憶測にすぎないが、この男は交遊関係が狭いかほとんどないような生活をしていて、何か社会との交わりが欲しかったのではないだろうか。なかなか捕まらないものだからヒントをだんだん簡単にしていって、ついに外に出て捕まるというところから、そんな感じが透けて見える。SDカードには、「以前事件に巻き込まれたせいで、無実にもかかわらず人生の大幅な軌道修正をさせられた」という内容の文章が入っていたそうだが、事件に巻き込まれなければ、普通の人生を送れていたのだろうか。
    他人のパソコンを足がつくような証拠を残さずに遠隔操作できるほどの人間なら、まともに働く気になれば仕事には困らないのではなかろうか。それ以前に男の社交性の欠如により実社会との交わりができなかったのではないだろうか。
    あくまで、憶測にすぎないけれども、最近はそんな人が増えている気がする。自分も気をつけないといけないかもなあ。

    ————
    2013/2/10 12:15追記
    犯人の男は2005年に2ちゃんねるで仙台の女児に殺害予告をしたり、エイベックスの社員殺害予告をしたりして、逮捕され、実刑判決を受けていた。
    当時の裁判を傍聴した人のブログから引用すると、

    弁護士「中高ともにイジメを受けてた、と。大学に入ったら友達できましたか?」
     被告人「サークルに入って飲み会などに参加したんですが『空気が読めない。ノリが変だ』と周りに言われて友達はできませんでした」
     弁護士「事件のこと聞きますが、なぜこういうことをしようと思ったんですか?」
     被告人「就職活動をしていると、企業が求めているのが自分と180度違う人物だったり、アルバイトで怒られたりして…。自分は社会に必要ない人間なんだと思うようになりまして…。人の反応を得ることがしたかったというのが理由です」

    とあり、友達がいなくて、人の反応が得たい故の犯行だった。今回も同じだろう。実刑判決まで受けたけど性根は変わらなかったんだな。

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